ブーゲンビリア


鋭い 棘で その身を 守ってきた   実は 脆くて 強がって いただけ

一人に しないで 心は 叫んでいた   寂しい なんて なかなか 言えない

側にいて 側にいてと 願う あなたを 突き放した 私を 許さないでしょう?

ほろり ほろりと こぼれ落ちる 赤い涙

拾い集めて 1つ 2つ 傷を 確かめる

あなたの 痛みを 知っただけで 何も出来ない

せめて 優しい 風が あなたに 吹きますように


愛情に 飢えて 棘が 増えてきた   甘え方 なんて 教わらなかった

明日の 光は どうやって 手に 入れる?   光が なければ 花は 落ちる 落ちる

絡まって 絡み合って 愛が 足りないと 秤に かけた あなたの 罪は 深いでしょう

さらり さらりと 私なりの 水を 注ぐ

渇いた 土が 少しでも 潤いを 持つように

あなたの 痛みは あなたの 枝が 癒すでしょう

そして 時には 白い 花を 見せて下さい

それは 心臓を象った   情熱の 花   魂の 花   ブーゲンビリア

ほろり ほろりと こぼれ落ちる 赤い涙

拾い集めて 1つ 2つ 傷を 確かめる

あなたの 痛みを 知っただけで 何も出来ない

せめて 優しい 風が あなたに 吹きますように