雨粒


ヒカリが見えない  この曇り空の下で

あなたを探し出すのは  無謀なのかな?

雨の粒が落ちてくる   触りたい 触りたい、 と

私の頬に・・・  手に・・・  髪の毛に・・・     落ちてくる

それぞれの大きさで  それぞれの速度で  向かうところは  決まってないけど

ただ 流れに流されて    今夜だけは 今夜だけでも

サインを見失ったもの達    行き場を求めて彷徨う

私に降り注ぐ 雨粒     今夜も空っぽの 愛を求めて




僅かな優しさで   また罪は繰り返される

一度握った掌は 離れたまま   途方にくれる

涙の粒と似てる   触れ合わないと 自分の体温が 分からないんだって

きっと 隙間を彩っている   染み込んでも 夜に消えてく

描いたはずのタイムテーブル   いつの間に狂っていた?

いつまでも降り続く 雨粒   遠い記憶を 胸にしまいこんで

今夜も空っぽの 愛を求めて